2009年03月05日

無料牛乳で食中毒

タイから

 このところタイでは、小学校で無料支給されている牛乳の品質が問題となっている。この紙パック牛乳は、政府プロジェクトにより小学校に無料提供されているものだが、食中毒や異臭騒動などが多発している。

★ 続きを読む前に、ご協力お願いします! ⇒ 人気blogランキングへ

 チュムポン県では牛乳に口を付けた学童が、鼻を突く異臭を訴えたことで、保健省食品医薬品委員会(FDA)が検査。脂肪分含有量が基準以下だっただけでなく、牛乳を入れる大型タンクの管理や製造機の衛生管理に問題があることが判明した。FDAは直ちに、政府の「無料牛乳」として学校に卸していたメーカーに対し、罰則を科したが内実はわずか一万バーツ(約二万六千円)の罰金だけだった。

 科学技術省が改めてラチャブリやスコタイ県など三県の紙パック牛乳を検査したところ、いずれも栄養分が保健省の基準に達していなかった。カラヤ科学技術相は、紙パック牛乳に低品質の牛乳が使われていたことが、少なくとも同三県で確認されたと発表。単に衛生管理が悪かっただけでなく、コスト削減のために水を加えた「水増し牛乳」を作っていた疑惑も浮上してきた。さっそく反汚職委員会は、汚職が絡んでいる可能性も高いとして調査に入った。

 タイ政府は無料牛乳だけでなく、景気打開策として「人材育成」を掲げ、小学校から高校までの無償教育を打ち出した。だが、安くて良質なものがそうそうないことは、無料牛乳一つ見ても自明だ。

(T)

★ これは面白い、と思った方はクリックを!! ⇒ 人気blogランキングへ

この記事へのトラックバックURL

http://trackback.blogsys.jp/livedoor/sekai_no_1/51227427