2009年03月24日

娘監禁事件の迅速な判決

オーストリアから

 オーストリア・ニーダーエスタライヒ州裁判所は十九日、二十四年間娘監禁事件のジョセフ・フリッツル被告(74)に、最高刑の終身刑を言い渡した。同被告が判決を受け入れたことで、オーストリア犯罪史上最悪の事件と呼ばれた同事件はようやく、幕を下ろした。

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 フリッツル被告は、当時十八歳だった娘(現在四十三歳)を一九八四年以降、二十四年間、地下室に監禁し、性的虐待を繰り返し、七人の子供(一人は出産直後、死亡)を生ませた。

 地下室は約六十平方メートルの広さだが、高さは約一メートル七十センチしかない。娘は二十四年間、太陽の光の届かない生活を強いられた。

 事件は昨年四月、子供が病気となったため、父親が子供を病院に運んだが、治療に当たった医者が子供の病状に不審を抱いて警察に通報したことから明らかになった。“アムシュテッテンの二十四年間監禁・近親相姦事件”として世界に大きなショックを与えた。

 裁判には世界各国から約二百人のメディア関係者が殺到し、二十五台の中継車が州裁判所周辺で公判の動向を追った。

 判決が言い渡された直後、事件の地、アムシュテッテン市の市民はテレビのインタビューに答えて、「これでようやく町も落ち着くだろう。早く事件を忘れたい」と言っていたのが印象深い。市民だけではない。観光立国のオーストリアにとっても、事件はイメージダウンだ。それだけに、短期間で決着が付いたことは国にとっても朗報だろう。

(O)

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sekai_no_1 at 09:18│Comments(1)TrackBack(0)ヨーロッパ 

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この記事へのコメント

1. Posted by karu   2009年03月31日 04:09
町としては早く事件を忘れたいだろうけれど、なぜこんなことが起こるのか、社会のシステムに原因がないか、掘り下げは十分だったのでしょうか

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