2009年04月01日

野外設置型ATM

米国から

 米国で生活してみて、「物騒だなあ」と思うことがよくある。規制が厳しくなった今では、うそのような話だが、十年ほど前までは、「Kマート」などの大型量販店で狩猟用の銃やアーチェリー、サバイバル・ナイフが売られていた。現在はさすがに専門店での販売のみになっているが、それにしても、入手に至るまでの手続きは至極簡単だ。こういう環境のためか、銃など殺傷能力の高い武器による犯罪は後を絶たない。

★ 続きを読む前に、ご協力お願いします! ⇒ 人気blogランキングへ


 銀行強盗もそのうちの一つ。昨年、ニューヨークで発生した銀行強盗事件は約四百三十件、その多くで銃が使われている。比較的安全になったといわれているこの地域でもこのありさまなのだから、荒れているほかの都市・地域での被害は言うまでもない。「物騒」と感じるのは、こうした危ない所でも野外設置型のATMマシンがあちこちで見受けられることだ。

 さすがにマンハッタンなど、重点的に治安に配慮が行われている場所では、銀行やコンビニなどの屋内設置型がほとんどだ。しかし、一歩郊外に出ると、ドライブスルーやショッピングセンター、通りに面した銀行の壁などATMはどこでもある。

 野外設置型のATMは撤去すべきだとの声も高まりつつあるが、中小の都市銀行にとってこの種のATMはまだまだ主流。夏は強い日差し、冬は零下一〇度の寒風にさらされ、モニターも日に焼けて「ご苦労さま」と言ってやりたいほど、くたびれ果てているのだが。

(N)

★ これは面白い、と思った方はクリックを!! ⇒ 人気blogランキングへ


トラックバックURL

コメントする

このブログにコメントするにはログインが必要です。

電子ブック
シベリア鉄道見聞録 ウラジオストクからモスクワまで、「ロシア号」6泊7日同乗ルポ! ほか電子ブック多数!
メルマガ

このブログは、メルマガ「ワールド・ニューズ・メール」と連携しています!


QRコード
QRコード
最新コメント
訪問者数
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

月別アーカイブ