2009年05月01日

全土で行われる春香祭

エジプトにて

 エジプトでは四月二十日の月曜日、“春の香りをかぐ”趣旨の“春香祭”が祝われ、全土で家族連れや友人仲間たちが、公園や海、ナイル川、ホテル、レストランなどに出掛け、陽光をいっぱいに受けながら、野外の食事を楽しみ、またゲームやトランプなどに興じ、楽しい一日を過ごした。

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 春と名付けられてはいるものの、実際はすでに夏を迎えたような天気で、ホテルのプールでは、子供たちが元気に泳ぎ、飛び跳ねていた。日本の“花見”に似ているが、全国規模の家族ピクニックの一日とも言えそうだ。

 カイロ市最大の公園アズハル公園入り口は、駐車場入りを待つ車が長い列をつくり、公園では木陰に各家族が敷物を敷き、その上に食事を広げている。

 ホテルでは指人形の芝居に子供たちが群がり、歌手やベリーダンサーも来て、豪華な食事会を盛り上げる。

 春香祭は、約四千五百年も前の古代王国時代から始まった農業上の伝統行事とされ、塩漬けした魚(富を象徴)や、色を塗ったゆで卵(新たな命を象徴)などを食べるのが本来のしきたりである。子供たちもカラフルな服を着て、顔には真っ赤なハートやカボチャを描いたりして楽しむ。

 現在、この祭りの日程は、コプト教(エジプトのキリスト教で、東方教会系に属する)の復活祭の翌日となっている。コプト教徒には、復活祭の日曜日に続き、連休となる。このように定めたのは、政府がコプト教会に配慮したためといわれている。

 金曜日に十字架にかけられたイエスが日曜日に復活したことから復活祭は日曜日だが、イスラム国家であるエジプトは金曜日が休日で、官公庁や銀行などは通常金曜日と土曜日が休日。従ってコプト教徒にとっては四連休となる。

(S・カイロ在住)

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