2009年05月25日

スーパーフードの功罪

ブラジルから

 ブラジルの青い果実「アサイー(アマゾン原産)」が米国で注目を集めており、主要生産地のブラジル北部パラー州で生産が間に合わないほどの人気だという。

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 ヤシ科の植物でもあるアサイーが注目を集めているのは、米国の人気テレビ司会者、オプラ・ウェンフリーさんが番組内で「スーパーフード」としてアサイーを紹介したのがきっかけだ。

 アンチエイジングや健康増進、ダイエットに効果があるという触れ込みに、健康食品に関心が高い多くの米国人が飛び付いた形で、今ではブラジル北部の主要輸出品の一つにまでなっているという。

 アサイーは、ブラジルでも健康食品として人気があり、記者もアサイーを使用したデザートなどはよく食べる。ただし、アサイーを使ったデザートなどは他のフルーツを使用したものに比べてかなり高い。「昔はもっと安かったはずだが」と思っていたのだが、オプラさんの話を聞いて納得した次第だ。

 アサイーは、もともとはアマゾン地域の人々の簡易な栄養源だった。しかし、ここ数年で価格が六十倍になったことで(ブラジル政府系農業公社調べ)、「スーパーフード」ならぬ「高級フード」になってしまったわけだ。

 このアサイー、元来は自生していたものがほとんどで、生育条件が厳しく生産高を簡単に上げられないという。自然の栄養食品が地元の人々に手に届く良い方法はないものか、「購買力の差」がもたらす不条理を感じるアサイーの話だ。

(S)

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