2009年06月15日

2日で頓挫の24時間運行

フィリピンから

 マニラ首都圏にはMRTと呼ばれる高架鉄道が走っている。一応、フィリピンには国鉄もあるが老朽化が行くところまで行き、ゆがんだ線路の上を、走れば追いつくようなスピードで運行しているありさまで、実質MRTがフィリピンで唯一の近代的な鉄道となっている。

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 世界的な景気後退にもかかわらず、フィリピンではコールセンターなどのビジネス・プロセス・アウトソーシング(BPO)は比較的好調で、それに伴い深夜勤務の従業員も増加。彼らを対象にした24時間営業のコンビニやファストフード店が増えたおかげで、夜の街もすっかり明るくなった。

 夜中や明け方に帰宅する彼らにとって大きな問題が交通手段だ。客の少ない深夜はバスやジープも少なくなる。そのためMRTの深夜運行を求める声が高まり、このほどついに24時間運行が実現となった。

 大きな期待を受けて開始された24時間運行だったが、何とたった2日で中止に。理由は「路線の点検作業の時間が取れなくなる」というものだった。そんなことは計画を立てた時点で分かりそうなものなのだが、準備はさておき「とにかくトライしてみよう」というフィリピン人の国民性がこんなところにも表れたようだ。

 しかも、深夜は運行本数を間引いて30分置きにしか電車が来ないという事実も判明。利用客からは「これだったらバスを待った方が早い」という苦情も出た。行き当たりばったりなのはいつものことだが、公共交通機関とは思えぬお粗末ぶりに、日頃の運行管理やテロ対策は本当に大丈夫なのかと一抹の不安を覚えた。

(F)

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sekai_no_1 at 08:53│Comments(0)TrackBack(0)アジア 

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