2009年07月06日

新紙幣のモデル選定

韓国から

 先日、韓国の最高額紙幣としては36年ぶりに発行された5万ウォン(約3780円)札。この間、物価が10倍以上に上がり、財布に入れるお札が厚過ぎるといった使い勝手の悪さなどから高額紙幣を望む声も絶えなかったから、国民としては歓迎だ。

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 1万ウォン札よりも1段階高額なのは、いちいち裏面にサインをしなければならない10万ウォンの現金小切手だったため、その中間的役割を果たしてくれるというありがたさもある。

 その5万ウォン札をめぐり話題も尽きない。まだお目に掛かったことがない人も多く、偽造してもバレないだろうと考え、ニセ5万ウォン札をカラーコピー機で印刷した20代の無職の男性が警察に捕まった。

 近年の韓国では高額決済は信用カードがほとんどだが、カードが使えないカジノや競馬場には5万ウォン札が集中しているという。

 紙幣のモデルには16世紀、朝鮮時代中期の女流書画家で良妻賢母の象徴である申思任堂が女性としては初めて選ばれた。彼女の息子で儒学者の李珥がすでに5000ウォン札の肖像だから、母子で後世に評価され、「あの世」でもさぞかし喜んでいることだろう。

 ただ、選定の背景には「男女平等」を強調する女性団体の圧力があったとし、「もっと国家のために働いた人がいただろうに……」と嘆く声もある。たかがお札だが、お国柄や世相を反映していて面白い。

 ちなみに北朝鮮の最高額紙幣は5000ウォン札。もちろん故金日成主席の肖像だ。しかし新紙幣を発行するようなことがあれば、韓国のように選定に悩む必要もない。まずは最高指導者・金正日総書記が登場し、やがて後継者の息子も……。韓国の5万ウォン・5000ウォン札に刻まれた申母子をしのぎ、3代でお札を飾るかもしれない。

(U)

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sekai_no_1 at 13:35│Comments(0)TrackBack(0)韓国・北朝鮮 

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