2009年07月23日

カジノのサバイバル術

ロシアから

 ロシアでは7月1日、カジノやスロットマシン場などの営業を禁止する賭博規制法が発効した。モスクワ市内を歩いてみると、閉鎖されたカジノをあちこちで見掛ける。

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 ソ連時代、この国にはカジノや賭博場がなかった。非合法に細々と営まれているところはあったが、一般人が通うことは、ほぼ無かった。

 ソ連が崩壊すると、「自由」と一緒に「麻薬」「ポルノ」「カジノ」など、欧米の負の部分が洪水のように流れ込んできた。モスクワには巨大なカジノが30軒ほど現れ、スロットマシン場のチェーン店は、各駅ごとにあるような状況。

 金持ちがカジノで遊ぶのは社会的問題にならない。昼間時間を持て余している年金生活者・高校生・大学生などが多く、「スロット破産者」が激増していった。困った政府は、「国内4カ所の指定地域以外は賭博業を全面禁止する」という荒業に出る。

 とはいえ、サバイバル術に長けたロシア人はくじけない。例えば、スロットマシンを「くじ引きマシン」にするとか。「ネットカフェ風」の「パソコン・カジノ」も、法律には触れないらしい。こうした情報はテレビニュースで流されるため、知識はアッという間に全国に伝播していく。

 ゴルバチョフは、酒好きのロシア人に「禁酒法」を強制し、失敗した。今回も同じ結果になりそうだ。

 「政府は規制するフリをし、業者は従うフリをする」のは毎度のこと。

(Y)

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sekai_no_1 at 09:11│Comments(0)TrackBack(0)ロシア 

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