2009年08月24日

囚人のはず、死んだはず

タイから

 タイでは時々、とんでもない事件が起きる。その昔、殺人罪でラヨーンの刑務所に服役していたはずの囚人が、毎日、刑務所から工事現場まで出掛けていたというのがあった。囚人の名はニコン・チャンタカセン。ニコンは担当看守に毎月4千バーツ(約1万1000円)の賄賂で、刑務所清掃係にしてもらい、毎朝刑務所の外に出て周りの清掃をする仕事を入手した。そして毎朝、ほうきを持って刑務所を出ては、看守のバイクで仕事に出掛けていたのだ。ニコンは、刑務所から出勤したこの仕事で2台の車を購入し、3人の内妻を養っていた。ニコンは時々、バンコクまで足を伸ばし繁華街で豪遊してもいた。

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 またタイで今春、目を疑うような事件が起きた。5年前に多くの犠牲者を出したインド洋津波を犯罪に利用した詐欺事件だ。

 首謀者の名はチャンチャイ・シンシリ。彼は5年前、津波で妻は死亡したと届け出た。家族は保険金210万バーツ(約590万円)をもらったが、本当は妻は死んでおらず、中国に高飛びして顔を整形、タイに帰国した後は、名前を変えて何食わぬ顔で生活していた。

 しかし、彼女の死を疑問視していた人々がいた。彼女の石油ビジネスに投資し総額82億バーツ(約230億円)の債権を踏み倒された人々だった。その人々の執念で、保険金を騙し取っただけでなく負債を帳消しにするという一石二鳥の大芝居を打った彼女の化けの皮をはがすことに成功したのだ。この時も、役人が偽死亡届の作成を手助けしていた。

(T)

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