2009年08月31日

軍の兵舎が学生寮に

フランスから

 兵役が実質上廃止され、軍の再編が進むフランスでは、必要なくなった軍施設の民間利用が進められている。新学期に入る9月、特にアパート探しで苦労する学生にとっては、軍の兵舎が学生寮に転用されるのはありがたい話だ。

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 9月からアラスの大学の工学部に入学するグサビエ君は、運がいいといえるかもしれない。この夏改装を終えたフランス陸軍の旧兵舎に入ることになった。「学生寮、それも元兵舎というので、狭くて殺伐とした刑務所のような部屋を思い浮かべていましたが、これはいいと思いました」とグサビエ君はうれしそうだ。

 学生用の住居が不足するフランスでは、バカンス用の別荘や改造したコンテナなどの活用も行っているが、兵舎の活用は注目を集めている。兵舎の多くが広い敷地内にあるので環境もよく、安全面も良好だ。部屋の中は兵舎の面影はなく、ゆったりとしたスペースに台所や浴室、ベッド、机などが置かれている。

 料金も日本円で1万5千円程度と破格の安さだ。通常であれば、地方都市でも家賃は5万円から8万円くらいはする。フランス全土にある15カ所の兵舎が今後、2012年までに学生の住居に変えられる予定だ。これで6000戸の住居が確保されることになる。

 現在、フランスには約200万人の大学生がいると言われ、学生寮として確保されているのは10数万戸という少なさだ。当然、親の経済状況などで入居の優先順位が決まり、入居希望者の割に実際に入居できる人は非常に少ないのが現状だ。特に最近の景気後退も影響している。

(A)

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