2009年09月03日

信仰の原点に返るラマダン

エジプトから

 エジプトでは8月22日午前3時45分にラマダン(断食月)入りした。ラマダンはイスラム教徒が義務とする5行の一つで、日の出から日没まで飲食を断つ。

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 ラマダンを実行する人々を見ていていつも感じるのは、この期間はイスラム教徒一人ひとりにとって、信仰の原点に返るにはもってこいの期間で、最高の教育の場だということだ。

 まず何よりも、コーランを読む。次に、モスクでの礼拝に参加し、そして断食して、食べられないで苦しむ貧者に思いを寄せる。さらに喜捨(献金)をするのだから、いわばこの期間は善行を積む善人になるわけで、善行を積むことで心が晴れやかになる。

 人によっては、断食することにより過去の罪が許され、天国に行けると信じるので、過去の負債感が清算され、天国行きへの希望を見いだすことになる。

 しかも、家族や親族が集い、ともに食事をすることから、日本の正月やお盆に相当する出会いの喜びがある。テレビやラジオは、その家族だんらんをさらに楽しくさせようと特別番組を組み、人気俳優総出でサポートする。

 今年は、新型インフルエンザの感染拡大を懸念し、派手で大勢集まるような集会は禁止されているようだが、ある英国系語学センターは「ラマダンコンサート」を開催、英国もラマダンを祝しているとの姿勢をさりげなく表明、地域に溶け込む努力をしている。市民も大勢駆け付け、ラマダンの夜を楽しんでいる。

(S)

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