2009年09月07日

ポケットはご法度

タイから

 このところタイの空の玄関口である国際空港スワンナプームの評判がすこぶる悪い。昨秋、反政府団体に同空港を占拠されて、多くの観光客やビジネスマンがバンコクに足止めされたことは記憶に新しいが、空港が再開されても地に落ちた空港の評価はなかなか浮上してこないのだ。

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 白タクに法外な運賃を請求されたとか、置き引きや窃盗事件が後を絶たないといった旧来型の問題だけでなく、最近、顕著となっているのが、預けた荷物から貴重品を抜かれるというトラブルだ。

 頻発する荷物からの抜き取りは、荷物の検査担当者による犯罪とみられたことから、スワンナプーム空港を運営するタイ国営エアポーツ・オブ・タイランド(AOT)は今月から荷物担当職員に対し、作業場では財布や携帯電話、装飾品など私物持ち込みを全面禁止するとともに、服は一つとしてポケットがあってはならないという「お触れ」を出した。

 現代版「李下に冠を正さず」というわけだ。

 なお、人を泥棒扱いするような措置に抗議して即日、荷物担当者数十人が職場を放棄した。この穴を埋めるため、AOT職員80人が急遽、荷物担当業務に狩り出される羽目になった。

 観光大国タイは、不安定な政治情勢や新型インフルエンザの流行などで、逆風下に置かれている。ホテルはどこも閑古鳥だし、航空機も空席が目立つ。これを元に戻すには、旅人を心からもてなすホスピタリティーの復活こそが望まれる。

(T)

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