2009年10月05日

皆無の立ち小便

インドから

 先だってハワイで、日航パイロットが立ち小便で警察官に現行犯逮捕され、飛行機は欠航となった。だがインドやミャンマーの田舎では、こうした不祥事とはあまり関係がない。立ち小便自体が極めてまれだからだ。インド人やミャンマー人のマナーが良いわけでは決してない。腰巻きにも似た筒状のサロンを着用してきた歴史性から、立ったままの小用は都合が悪いだけだ。

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 こうした人々は「大も小」もしゃがんで事を済ます。ケララの海岸で早朝、海の水を入れてトイレットペーパー代わりに使うカンカンを手に、村人が家を出て砂浜に陣取っている姿は壮観だ。アラビア海は広大な水洗トイレだった。以後、ビーチで泳ぐのはやめた経緯がある。

 汽車に乗って早朝、ある駅に着こうとしていた。ふと窓から沿線沿いの草原を見ると、人々がこれも缶を持ってしゃがんでいた。以後、原っぱを散歩するのはやめた。
 ただ犬は、自由気ままに散歩している。そのインドの犬が小用をたす姿にたまげた。片足を上げて飛ばすかと思いきや、しゃがんで両足を大地に着けたまま小用をたした。犬は主人に似るといわれるが、ここまで自己否定できるとは忠犬に違いない。

 さて、TOTO(北九州市)が先月下旬に発表した男性の小用に関するアンケートによると、自宅トイレで「洋式便器に座って済ます」と答えた人が33・4%と全体の3分の1に上ったという。理由は「尿が飛び散らない」とか「姿勢が楽」ということらしいが、このままわが国もインド人化していくのだろうか。

(T)

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sekai_no_1 at 11:13│Comments(0)TrackBack(0)アジア 

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