2009年10月26日

シンガポール追うバンコク

タイから

 バンコクを早朝、歩くと安全服を着込んで、道路や歩道を掃き清めている清掃員と出くわす。暑い排ガスが充満する中での道路清掃は、大変な重労働だ。

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 そうした作業を目の前に見ながら、車からタバコを捨てたり、ポテトチップスの菓子袋をポイと道路に放る人がいる。外的なきつさは人々の感謝があれば癒やされるが、人を人とも思わぬこうした行為は、心のひだにピシャリと打ち込まれる鞭でもある。

 こうした行為に歯止めを掛けようとバンコクのスクムパン知事はこのほど、ゴミのポイ捨て行為を徹底摘発する方針を打ち出した。基本的に、所定のゴミ箱以外にゴミを捨てた場合、現行犯で摘発を受けることになる。

 摘発された場合、100バーツ(約270円)の罰金が科せられ、徴収された罰金の一部はバンコクの開発資金に充てられる。

 なお、罰金の支払いを拒否した者に対しては、掃除など社会奉仕活動を科すことになる。

 町の美観は、市民の公共意識と道徳心からはぐくまれるものだが、違反者に厳しい鞭を当てるのも一罰百戒で仕方がないことかもしれない。シンガポールではたばこやゴミのポイ捨てには高額な罰金を科しており、これがクリーンな庭園都市の美観を支えている。

 だが、そのシンガポールにバンコクが追い付けるかどうかとなると、やはり無理かなという気がしてならない。

(T)

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sekai_no_1 at 11:25│Comments(0)TrackBack(0)アジア 

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