2009年11月19日

大規模停電に遭遇

ブラジルから

 今月10日、ブラジル全土の3分の1に影響を与えたといわれる大規模な停電に遭遇した。

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 停電はリオデジャネイロやサンパウロなどの大都市機能を何時間も麻痺させ、6000万人以上に影響が出たと推測されている。

 停電の原因に対してブラジル政府は、世界最大の発電量を誇るイタイプダム近くにある送電施設が悪天候で影響を受けたことなどが原因だと説明しているが、欧米紙の中にはコンピューターハッカーによる仕業(ブラジルはハッカーのレベルが高いことで知られる)だったとの報道も。

 ブラジルは、近年はエネルギー産業の民営化政策などもあって地方でも停電は非常にまれだ。特に街全体が停電するなどという事態は、記憶する限りこれが初めて。

 記者の友人らは、地下鉄が止まって家に帰ろうにも帰れなくなった、食事中のレストランが真っ暗になって大変な思いをしたなど、大都市機能が麻痺することの大変さを、身をもって体験したという。

 記者は、家族と一緒に自宅にいた。真夏に差し掛かっているブラジルなので、クーラーも扇風機も止まった。加えて、コンピューターもテレビも使えない。しかし小学生の子供たちはろうそくの生活にすぐに順応し、ろうそくの火で宿題を済ませ、家の中で探検ごっこに興じていた。

 小さな明かりの中で家族のつながりを普段より強く感じることができたのは不思議だ。

(S)

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