2009年11月23日

ボクシング観戦で通行止め

フィリピンから

 先日、家に帰る途中、いつも通る路地がすごい人だかりで先に進めなくなっていた。一瞬、事件でもあったのかと思いギョッとしたが、よく見ると人々の熱い視線の先には、ボクシングの試合を映し出す小さなテレビがあった。

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 すっかり忘れていたが、この日はフィリピンの国民的英雄となっているボクシングのマニー・パッキャオ選手が5階級制覇を賭け、WBOウエルター級の王者ミゲール・コット選手と戦う日だったのだ。路地に置かれたテレビの前に集まった近所の住人は、軽く200人を超えている。しばらく先に進めそうもないので車を下りて一緒に観戦することにした。

 既に後半ラウンドに差し掛かり一番盛り上がっているところで、パッキャオ選手がいいパンチを繰り出すたびに男たちから「ウォ!ウォ!ウォ!」という独特の掛け声が一斉に上がる。王者がまぶたを切って血まみれになると一層の盛り上がりを見せ、ついに12ラウンドにパッキャオ選手の勝利が決まると、小さい子供からお年寄りまでが飛び上がって喜ぶ。ボクシングに詳しくない私は、どちらかというと観戦している人々の熱狂ぶりを観察する方が面白かった。

 後から知ったのだが、私たちが見たのは生中継ではなく2時間ほど遅れての録画放映だった。試合の途中に、たくさんのCMを入れるため毎回このようになるらしい。人々はニュース速報などで、既にパッキャオの勝利を知っていて観戦していたということになる。それでもあの盛り上がりようなのだからすごい人気だ。

 まさにパッキャオ選手の試合がある日は、国を挙げてのお祭りみたいなもので、多くのファンが彼の政界進出を望まない気持ちも分かるような気がする。

(F)

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