2009年11月26日

サッカーW杯予選が政治問題に

エジプトから

 今月中旬、エジプトの首都カイロで行われたサッカー・ワールドカップ(W杯)アフリカ予選C組の最終試合を前に、カイロ市内で熱狂的な応援が繰り広げられた。

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 多くのエジプト人が車に国旗を設置し、車窓から国旗を振りかざす人も多い。方々でクラクションが鳴らされ、車そのものを国旗に塗り替えている人もいる。その熱狂ぶりを見て、勝てば問題ないが、もし負けたらどうなるのだろうと懸念したが、その懸念が別の意味で当たった。

 カイロ入りしたアルジェリア選手団のバスが、エジプト人サッカーファンから投石を受けたのだ。窓が割れ、3人の選手が負傷した。エジプトはアルジェリアを2−0で下したが、試合後エジプト人ファンがアルジェリア人応援団を襲撃、3人のアルジェリア人が死亡したとうわさされた。アルジェリア紙は17人が死亡したと書いたという。

 実際は、負傷者は出たものの死者は皆無だった。

 スーダン・ハルツームでの最終決定戦ではアルジェリアが1−0で勝利して本大会出場を決めた。今度はアルジェリア人ファンがエジプト人応援団を襲撃、多数を負傷させたばかりでなく、在アルジェリア・エジプト人を見つけては暴力を振るうという事態が発生した。

 エジプト政府は抗議の意を込め駐アルジェリア大使を召還した。カイロでは在エジプト・アルジェリア大使館に対する抗議デモが連日続いている。負けた悔しさから、敗者が勝者を襲撃するのは普通だが、勝者が敗者を襲撃するというすさまじさには舌を巻く。

(S)

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