2009年12月03日

ゴーストタウン

米国から

 不況の煽りで米国の大型ショッピングセンターがゴーストタウン化する所が多くなっている。アンカー(主要)テナントが倒産したり、撤退した後、代わりに入るテナントが見つからない。小テナントも次々に撤退し、空いたままのスペースが増えている。

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 ロサンゼルス東方のアジア系住民が多いアルハンブラ市のショッピングセンター、アルハンブラ・プレース。中堅の衣服百貨店「マービンズ」がアンカーテナントだったが、今春に倒産。各種テナントの表示もはがされ殺風景な様相を見せる。
 営業を続けているテナントといえば、米銀行とアジア系銀行、靴のディスカウントチェーン、そして台湾系の飲食店だけだ。

 このセンターは通りを隔てた所に大型の映画館コンプレックスがあり、近くには市庁舎もある。しかし、その程度の地の利では長引く不況に勝てなかったようだ。

 モールと呼ばれる大型ショッピングセンターは1950年代から全米で建設が進み、米国のライフスタイルを形作ってきた。近年は、コンドやフィットネスセンター、オフィスを含む複合センターが多くなっている。このアルハンブラ市の隣のモントレーパーク市でもこうした大型複合センターが建設中だ。

 かつての米国のライフスタイルの象徴だったモールでゴーストタウン化する所は今年末までに100に上ると予想されている。

(M)

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