2009年12月22日

不法労働の抜き打ち検査対策

オーストリアから

 ウィーン市のレストランでは労働許可書を所持せず働く外国人ウエーターやウエートレスがいる。レストランの持ち主はもちろんそのことを知って雇用している。社会保険や手当を支給しなくてもいいので、レストラン側も内心は不法労働者を歓迎している。

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 しかし、ウィーン市では市当局の定期的な検査がある。市当局の検査を受けて、不法労働が明らかになれば、不法労働者だけでなく、雇い主も厳しい罰金刑を受ける。
 そこでレストランのオーナーは知人の政治家に検査日をそれとなく聞き出してもらい、検査日には不法労働者を休ませるといった対策を取っている。

 一方、政治家に対してはクリスマスなどの祝日にプレゼントを贈る一方、月1回程度、レストランで食事を提供する。このような方法で検査をクリアしていくのだ。
 この話は最近、レストラン関係者から聞いた。レストラン名も政治家の名前も公表できないが、レストランのオーナーばかりか、政治家も明らかに違法行為を犯しているわけだ。

 このような抜き打ち検査対策をするレストランの多くは個人営業のレストランだ。チェーン店や大きなレストランではそのようなことは少ない。

 ウィーン市では先日、これまで取り締まり対象外だった学生労働に対しても、平日の労働を禁止することを決めた。労働市場の規制を強めているわけだ。その背後には、失業者の増加があることは間違いない。

 オーストリアでは約30万人の失業者がいる。

(O)

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sekai_no_1 at 15:04│Comments(0)TrackBack(0)ヨーロッパ 

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