2010年01月11日

北後継情報の相場

韓国から

 新年早々、「彼」から電話がかかって来た。まずは「セヘ ボッ マニ バドゥセヨ(明けましておめでとうございます)」。あいさつを終えると、単刀直入に本題に入ってきた。

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 「いくらか相場を知りたい」「何の?」「ジョンウンの本当の名前と写真が手に入るんだが、日本のマスコミはいくらで買ってくれるだろうか?」

 要は、北朝鮮の最高指導者・金正日総書記の後継者として有力視されている三男ジョンウン氏の情報で取引したいということらしい。

 「その手の情報はウソが多いから信憑性が問題に……」と、こちらの話が終わらないうちに「もちろん大丈夫。10万ドル(約930万円)くらいで買ってくれるだろうか」。「10万ドル?」と耳を疑うふりをすると、今度は「それじゃ、5万ドルくらい?」と言ってきた。

 日韓のマスコミは昨年、金総書記の健康悪化説に伴う「ジョンウン後継説」を裏付けるかのような報道に熱を上げ、確認が取れないまま、今ではそれが既成事実化している。

 ところが情報源が「かの国」であるため、真偽を見極めにくいのも事実。高額の対価を払ってガセネタをつかまされ、赤っ恥をかいた日本のマスコミもいた。

 脱北してまだ間もない「彼」に限らず、中朝国境付近ではこの手の取引をしようとする情報ブローカーがうようよしているという話だが、情報を欲しがるマスコミ側にも問題がないわけではない。特に「日本人は金持ちで、だましやすい」ということになっているらしいから。

 「彼」のきつい北朝鮮なまりの声を聞くたびに、苦労がしのばれ、同情心も湧いて来るが、海千山千のしたたか者だったことも心の隅に留めておくとするか。

(U)

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sekai_no_1 at 11:54│Comments(0)TrackBack(0)韓国・北朝鮮 

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