2010年02月04日

「マクドナルド」20年

ロシアから

 モスクワにマクドナルド1号店がオープンしてから、2月で20年になる。

 ロシア人にとって、マクドナルドはそのころ「ファストフード」以上の意味があった。そう、アメリカの「自由」の象徴。ハンバーガーは「自由」の味だ。人々は雪の中、行列に2時間並び、ハンバーガーをほお張った。

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 町にはカチカチの黒パンしかなかった時代。

 「このパンの柔らかさはなんだ! この肉の柔らかさはなんだろう!」と驚愕した。

 筆者も1990年、マクドナルドの行列に並んだことがある。ロシアの友人一家のために、ハンバーガーを数個買った。友人の家族には14歳の女の子がいたが、すぐに食べない。その子は目を輝かせながら、こう言った。

 「こんなおいしそうなもの、1人で食べたらバチが当たるわ!(近所に住む同級生の)レーナにも分けてあげるの!」

 しばらくするとレーナが来て、2人はビックマックを二つに切り、うれしそうに食べた。

 あれから20年。マクドナルドの店舗数は増え続け、今では各駅ごと、各ショッピングセンターごとにあるようになった。全世界同様、ロシア・マクドナルドも大不況の影響をまったく受けていないようだ。ロシア人も豊かになり、今では一つのハンバーガーを分け合うようなこともない。何もかもが変わったのだ。

 それでも、筆者は1号店を見かけるたびに思い出す。マイナス20度の日に行列に並びながら、なにかとてもワクワクした日のことを。

(Y)

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sekai_no_1 at 10:58│Comments(0)TrackBack(0)ロシア 

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