2010年02月18日

超娯楽大作は「連続殺人事件」

エジプトから

 現在のエジプトでの「超娯楽大作」というと、どうやら、1920年から21年にアレクサンドリアを舞台に16人の金持ちの女性たちが殺害された事件を扱った「アレクサンドリア連続殺人事件」のようだ。事件発生以来、映画やテレビ、演劇などで何度も上映・上演されたのち、ドラマ化され、年に3回も4回も放映され続けている。

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 日本なら「忠臣蔵」、韓国なら「春香伝」というように、各国にはそれぞれ人気の高い「物語」があるものだ。「忠」「孝」「親子の愛」「夫婦の愛」など、精神的な高さや美しさ、悲劇などが描写されることがほとんどだろう。

 ところがこれは「殺人」がテーマで、お金や貴金属欲しさの姉妹とその夫らを加えた犯罪グループが、女性をたぶらかして次々に殺害、地下に遺体を埋めて1年間犯罪を続けるという物語。エジプト人になぜそんなに面白いのかと聞くと、事件が実話であることが第一で、出演俳優や女優が有名人であること、演技が実にうまく臨場感にあふれていることなどだ。

 しかし、いかに臨場感があっても、殺人事件自体がこれほどまでに興味を誘うとは筆者にとっては「異常」としか思えない。

 ただ、最近、あまりの放映回数の多さに、これにヒントを得た犯罪を助長することになるのではとの懸念が有識者の間で浮上、制限を設ける動きもあるという。

 この映画を製作した監督の意図は、エジプトの当時の貧困状況を浮き彫りにすることだったというのだが。

(S)

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