2010年03月08日

回復疑うパリの治安

フランスから

 友人のルイスが最近、車の後部座席に置いていたパソコンの入ったバッグを盗まれた。犯人は、彼がパリ市内で停車中、5分ほど車を離れていた隙に、後部の窓ガラスを割り、バッグだけを持って逃げた。その間、1分にも満たなかったはずとルイスは言う。

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 被害に遭ったルイスはフランス人だ。車を離れるときには、車内に物を残さないのが鉄則というのは知っていたが、車を停車した場所は治安のいい場所だったので油断したと言っている。

 今年1月には、日系ビジネスマンがパリ・ドゴール空港からパリ市内に入るところで、後部トランクを空けられ、やはりPCバッグだけが盗まれた。

 犯人はオートバイに乗った2人組で、ドゴール空港の駐車場から監視されていたそうだ。空港を出た辺りで2人組は走行中、異常接近してきて、中をのぞき込んだそうだ。その後、渋滞になり、車が動けない隙に、後ろのトランクがこじ開けられ、PCバッグだけが盗まれた。

 オートバイの2人組によるひったくりは、南仏のニースなどでは、一般的な手口だが、パリでも被害が発生するようになった。

 フランスでは犯罪統計上は、10年前に比べれば、治安は回復しているように言われているが、実は犯罪の低年齢化、凶悪化、計画犯罪の増加が指摘されている。

 ルイスは「外国人だけでなく、フランス人も被害に遭っている。最近は携帯電話、PCなど電子機器が狙われる」と言っている。

(A)

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