2010年03月25日

デング熱の流行

ブラジルから

 雨期も終盤に差し掛かったブラジルだが、雨期に決まって話題に上るのがデング熱の流行だ。今年は、例年にない雨量が引き金となってサンパウロやブラジル中西部での流行が認められており、記者の知人にも家族そろって罹患したケースも出ている。

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 デング熱はデングウイルスによる感染症で、ヒトスジシマカやネッタイシマカが媒体。蚊が媒体なので、流行は雨期(夏)が中心となる。ちょっとした水溜まりやタイヤ処理場の古タイヤに残った雨水などでも蚊が繁殖する。

 症状は突然の悪寒に始まる高熱と、筋肉、関節の痛み。特効薬はなく、対症療法を行うしかない。記者も随分前にデング熱に感染したことがあるが、何日間も熱と背骨のきしむような痛みに苦しみ、完治には2週間近くかかった。

 病院では、デング熱に再感染した場合には致死率も高くなるために、日ごろから家の中の水溜まりを無くすことや蚊に刺されないように気を付けるようにと教えられた。

 2008年にはリオデジャネイロ州で大流行し、感染者数が5万人、死者60人以上の事態となった。国軍が出動、幾つものテント式治療所を設置した。

 これも毎年のように伝えられるのが「対策の遅れ」による(地方)政府批判。ただし、古タイヤの放置などは各個人や事業者の意識にも関わる問題だけに、地道な啓蒙が必要なのかもしれない。

(S)

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