2010年04月05日

快適さ二の次の夜行バス

フィリピンから

 フィリピンでは聖週間に入り、恒例の帰省ラッシュが始まった。この時期は、荷物をたくさん抱えた乗客で混雑するバスターミナルの様子が季節の風物詩となっている。格安航空会社の競争で国内線の飛行機もかなり手軽になったとはいえ、庶民にはまだまだ手を出しにくく、バスは依然として長距離移動の王様となっている。

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 日本人がこの国のバスに乗ってまず驚くのは、その乱暴な運転だろう。急発進、急ハンドル、急ブレーキ、無茶な追い越しは、いち早く目的地に到着するために欠かせない運転手の基本スキルのようなものだ。軽い接触事故などは日常茶飯事で、峠道でバスが崖下に転落するというような大事故も珍しくない。

 数年前まではバスといえば日本からの中古ばかりだったが、最近は長距離バスを中心に新車の中国製も目立ってきた。新しいだけあってデザインはモダンだが、天候に関係なくいつも全開の“極寒エアコン”は相変わらずで、南国だというのにバスに乗るときは防寒着の準備が欠かせない。

 長距離バスといえば夜行が主流だが、とにかく乱暴な運転による車体の揺れとエアコンの寒さでグッスリと眠れた試しがない。こちらの夜行バスは寝ている時間を利用して目的地に着くという利便性よりも、昼の渋滞を避けて“暴走”するため夜中に走っているようなもので、乗客の快適性など二の次なのだ。

(F)

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sekai_no_1 at 10:17│Comments(0)TrackBack(0)アジア 

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