2010年05月17日

画期的だった電子投票

フィリピンから

 先日、実施されたフィリピンの大統領選挙。およそ9年ぶりに大統領が交代するだけあって国民の関心は極めて高く、猛暑にもかかわらず多くの有権者が、汗を流しながら投票所へと足を運んだ。

★ 続きを読む前に、ご協力お願いします! ⇒ 人気blogランキングへ


 投票所となっている学校の周囲は、まるでお祭りのような雰囲気だ。食べ物や飲み物を売る屋台まであり、既に選挙運動は禁止のはずだが、道路には投票を呼び掛けるビラが散乱し、まるで紙吹雪のように舞っていた。ビラの中には、マークシート式の投票用紙のどこを塗りつぶすかを指示するサンプルまであった。

 フィリピンではエルニーニョによる猛暑が続いており、投票所となる小学校の教室は、まさに蒸し風呂状態。人込みと相まって、立っているだけで汗が滴り落ちてくる。古ぼけたいすと机が並ぶ教室の真ん中には、いささか場違いな電子投票装置が置かれ異彩を放っていた。この暑さと湿気で誤作動しないものか心配だったが、投票用紙は順調に読み込まれていった。有権者たちは初めての電子投票に緊張した面持ちだったが、投票は思っていたよりもずっと整然と行われていた。

 大統領選では、大方の予想通り、昨年に死去した故アキノ元大統領の長男、ベニグノ・アキノ上院議員の当選が確実となっている。直前までトラブルを抱え冷や冷やさせられた電子投票システムだが、投票日の翌日に大勢が判明するというのは、この国の選挙の歴史において実に画期的なことで、アロヨ政権が残した大きな実績と言えるのではないだろうか。

(F)

★ これは面白い、と思った方はクリックを!! ⇒ 人気blogランキングへ


sekai_no_1 at 10:43│Comments(0)TrackBack(0)アジア 

トラックバックURL

コメントする

このブログにコメントするにはログインが必要です。

電子ブック
シベリア鉄道見聞録 ウラジオストクからモスクワまで、「ロシア号」6泊7日同乗ルポ! ほか電子ブック多数!
メルマガ

このブログは、メルマガ「ワールド・ニューズ・メール」と連携しています!


Profile
世界日報社
日刊紙を発行する新聞社。世界各地に特派員を配置し、海外情勢とオピニオンにめっぽう強い。日本初の電子新聞も運営中。
QRコード
QRコード
最新コメント
訪問者数
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

月別アーカイブ