2010年06月14日

決裂したプロトン再生交渉

マレーシアから

 マレーシア自動車大手のプロトンは今月初旬、独フォルクスワーゲン(VW)との提携交渉が決裂したと発表した。

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 プロトンはマレーシア自社工場でのVW車受託生産を請け負うことで、赤字経営からの脱却を目指そうとしたものの、最終的にVW社から協力交渉を打ち切られてしまった。VWは、他に優先順位の高い事業があるためとしている。

 結局、VWは東南アジアのデトロイト役を任じているタイの自動車産業に比べ、下請け企業の充実ぶりや東南アジア諸国のマーケットへの流通コスト面などで、マレーシア・サイドの競争力が劣ると判断したもようだ。

 プロトンはマハティール元首相の決断で設立され、マレーシアの国民車として育成されてきた経緯がある。だが、二十数年続いたマハティール政権は後継者の育成に失敗し、今では政治的影響力をほとんど持ち合わせていない。

 蛇行し続けたプロトン再生プロジェクトの経緯を見るにつけ、政治的リーダーシップの欠如を感じざるを得ない。

 かつて世界一の自動車会社だったゼネラル・モーターズ(GM)が坂を転げ落ちるように転落しながらも、米政府の支援を受け、黒字をたたき出すようになった。GM再生のパターンをマレーシアに望むのは少々、無理があるようだ。

(T)

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sekai_no_1 at 11:15│Comments(0)TrackBack(0)アジア 

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