2010年07月05日

閣僚のインフル集団感染

カンボジアから

 カンボジアの保健省報道官は先月29日、フン・セン首相やジム・チャイリー副首相など3閣僚を含む5人が新型インフルエンザに集団感染し治療を受けていることを明らかにした。

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 先月には最大与党であるカンボジア人民党結党59周年記念式が開催されたものの、同党副議長役を務めながらも実質的なトップでもあるフン・セン首相は、高熱のため欠席した経緯がある。フン・セン首相は、単なる風邪ではなく新型インフルエンザに感染していたのだ。

 新型インフルエンザの症状は、発熱や倦怠感、食欲不振、鼻水、咳など、通常のインフルエンザと同様の症状が表れる。さらに嘔吐や下痢などの症状を訴えるケースもあるが、フン・セン首相は当初、風邪と思われていた。

 カンボジアでは、1年前の6月下旬に新型インフルエンザ感染が確認されて以来、少なくとも6人の死者を出している。

 カンボジアを含むインドシナ地域では、まだ新型インフルエンザが猛威を振るっている。マーケットなどでは鶏などが生きたまま売られていたり、何かと生きた鳥に接触しやすい社会になっているからだとされるが、まさかフン・セン首相をホスト役に側近たちが鳥鍋をつついたわけでもあるまい。

 ただカンボジア政界スズメは、この感染者が誰だったか見ることで、フン・セン首相に誰が近いのか一目瞭然だと、うがった見方をする向きもある。

(T)

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sekai_no_1 at 11:32│Comments(0)TrackBack(0)アジア 

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