2010年07月08日

平和の祭典W杯

米国から

 世界最大のスポーツの祭典と言えるサッカーのワールドカップが世界に与える影響は極めて大きい。サッカーは世界ではメジャースポーツだが、米国ではマイナーの地位に甘んじてきた。しかし、米国代表チームが劇的な逆転勝利でグループ予選リーグを1位で通過し、決勝トーナメントではガーナと延長戦の末に惜敗したニュースは、米国メディアでも大きく扱われ、米スポーツの「メジャー入り」をうかがわせるものとなった。

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 今回のゲームでは、試合開始前にそれぞれのチームの主将が、サッカーを通じて、人種、宗教、国籍による差別反対を唱えるセレモニーが行われた。南アフリカ共和国では白人支配の時代にアパルトヘイト(人種隔離)政策が行われてきたが、アフリカで初めてのW杯となった今回のイベントにはいかにもふさわしいセレモニーだ。W杯も今まではともすれば利権争い、国家間の争いを助長する側面が強かっただけに、大きな転換だ。サッカーを通じて世界平和を実現しようという趣旨で近年スタートした「ピースカップ」と軌を一にするものと言える。

 サッカーはチームの結束力が勝敗を左右するスポーツであることが今回また浮き彫りにされた。強豪フランスは、内紛から決勝トーナメントにも進めなかった。エースストライカーがハーフタイムに監督に交代を告げられ、暴言を吐き、それがメディアにリークされ、W杯の最中に代表追放のハプニング。これと対照的なのが日本チーム。W杯前哨戦で4連敗、岡田監督が批判にさらされた。しかし、日本チームは固い結束力で乗り越え、本番で組織的な堅守と攻撃で世界を驚かせた。

(M)

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