2010年07月12日

「大きな社会」づくり

英国から

 キャメロン新政権は、市民や住民が地元の行政サービスに積極的に参加できる「大きな社会」づくりを推進しているが、わが家も今、ロンドン圏内にある地方自治体(バラー、東京都の区に相当)が後援している住宅サービス改善住民グループの一つに参加している。同グループは、区内に住むマイノリティーの住民(多数派であるイングリッシュ以外の人々)の声を反映させようと今春に立ち上げられたものだ。

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 ロンドンは全体平均でも人口の約3割がマイノリティーだし、区によっては5割以上の所もある。わが家が参加している「マルチカルチャー(多文化)」グループも、インド、パキスタン、カリブ海、アフリカ、中東、東アジア、アイルランドなどからの出身者が集まっている。これまで、区の住宅課のスタッフが指導して月1回のペースで会合を開いてきたが、先月末の会合で住民自身による組織体制づくりがやっと出来上がった。

 グループの活動は完全にボランティア活動であり、参加者も年金生活者、自営業者、主婦などの年配者がほとんど。多少なりとも時間的余裕があるため、地域社会に貢献したいとの公的意識がある人々だ。

 区内には、日本人や韓国人はわずかしかいないはずだが、香港や中国大陸の出身者、あるいはベトナム出身者が少なからず住んでいる。これらの人々の声を聞き、代弁しなければならない立場だから責任は結構大きいと感じている。

(G)

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sekai_no_1 at 14:12│Comments(0)TrackBack(0)ヨーロッパ 

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