2010年07月15日
時代錯誤的なにおい
エジプトから
人口の90%がイスラム教徒のエジプトに10年以上生活して、貧者への思いやりや家族のきずなの強さなどイスラム教の良さを数多く見せられながらも、もう一方の負の側面が、いまだ根深く人々の心を縛り続けていることを見逃せない。
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人口の90%がイスラム教徒のエジプトに10年以上生活して、貧者への思いやりや家族のきずなの強さなどイスラム教の良さを数多く見せられながらも、もう一方の負の側面が、いまだ根深く人々の心を縛り続けていることを見逃せない。
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ウガンダの料理店でW杯観戦中の客74人や、禁止されたW杯観戦を秘密裏に行っていたソマリアの若者2人などが、ソマリアのイスラム武装組織によるテロで「反イスラム」として殺害される事件が発生、イスラム過激派の思考はどこか時代錯誤的なにおいが濃厚だ。
過激なイスラム思想を国民に強制するイランでは、女性に対してスカーフの着用を強制、服装も「イスラム的」であるべきと強要して宗教警察に取り締まらせ、女性サッカーチームのユニホームにまで介入している。つい最近は、それが男性の髪形にも波及、ポニーテールや髪を逆立てる髪形が「反イスラム」としてご法度にされるようだ。
年老いたイスラム指導者が、早朝4時ごろから祈りの時を告げるアザーンは、外国人や非イスラム教徒のみならず国民の間からも「非芸術的」「騒音」として不評で、政府は過去何度か、美しいアザーンに統一する方針を示しながらも、頑迷なイスラム指導者らの反対に遭遇、実施を延期してきた。今回再度、8月11日から始まるラマダン(断食月)から統一アザーンにすると宣言した。しかし案の定、イスラム指導者からの反対が表明され、果たして政府はその反対を押し切れるかどうか注目されている。
(S)
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過激なイスラム思想を国民に強制するイランでは、女性に対してスカーフの着用を強制、服装も「イスラム的」であるべきと強要して宗教警察に取り締まらせ、女性サッカーチームのユニホームにまで介入している。つい最近は、それが男性の髪形にも波及、ポニーテールや髪を逆立てる髪形が「反イスラム」としてご法度にされるようだ。
年老いたイスラム指導者が、早朝4時ごろから祈りの時を告げるアザーンは、外国人や非イスラム教徒のみならず国民の間からも「非芸術的」「騒音」として不評で、政府は過去何度か、美しいアザーンに統一する方針を示しながらも、頑迷なイスラム指導者らの反対に遭遇、実施を延期してきた。今回再度、8月11日から始まるラマダン(断食月)から統一アザーンにすると宣言した。しかし案の定、イスラム指導者からの反対が表明され、果たして政府はその反対を押し切れるかどうか注目されている。
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