2010年09月06日

仁義無き抗争

タイから

 タイにはやくざはいない。入れ墨を彫り、肩を怒らせてグループで街を闊歩するようなやくざは、日本だけの話だ。ただ、タイには公然たるやくざはいないものの、普通は雑貨商をやっていたりする人物が実は裏で、麻薬取引や恐喝をやっている事例は多い。

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 そのタイで、制服を着た“やくざ”がバンコク市民を震撼させるようになってきた。制服とは職業訓練校の制服のことだ。

 先月にはバンコクに隣接するノンタブリで、バイクに乗っていた19歳の職業訓練校生が、何者かに銃撃され死亡した。目撃者によると、3台のバイクに分乗していた男女ペアが被害者のバイクを追い、そのうちの1人が銃を発砲し射殺した。警察は、被害者が通う職業訓練校と対立している学校の生徒が犯行に関与していると見て捜査を開始した。

 さらにこの事件は翌日まで尾を引き、バイク3台に分乗した3人組が職業訓練校生のグループに向け銃を乱射、男子生徒が死亡、また別の男子生徒と男児が重傷を負った。銃撃された職業訓練校生の生徒は前日、射殺された生徒と同じ職業訓練校の生徒で、葬儀に出席して帰宅する途中だった。

 タイの職業訓練校同士の血で血を洗うやくざのような抗争事件が、やむことなく続いている。

 結局は喧嘩の仕返しにまた仕返し、さらに仕返しといった仁義も無く、終わりもない、使われる暴行手段も、鉄拳だけでなく、棍棒に鉄パイプ、山刀、鉄砲、爆弾と歯止めが掛からない。これではやくざと変わらない無頼漢でしかない。組織暴力団であるヤクザは、それでも親分の一言で喧嘩の中止が可能だ。だが、ただ血の気が多いだけのハイティーン生徒の抗争では、親分同士の手打ちができない。微笑の国タイながら「暗い闇の世界」が潜む。

(T)

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sekai_no_1 at 11:38│Comments(0)TrackBack(0)アジア 

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