2010年09月23日
リーダおばあさんの秘密
ロシアから
ロシアの人口問題は、日本より深刻である。この国の人口は、ソ連が崩壊した1991年から現在まで、年平均40万人ずつ減少している。平均寿命は66・5歳である。
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しかし、中には90歳を超えて、なお元気なお年寄りもいる。リーダおばあさんは、ロシア革命が起こった1917年生まれの93歳。リーダさんの日課を見ると、一日4回家の近くに棲む野良猫たちに餌をやる。一日1回、歩いて30分の場所にあるスーパーまで買い物に行く。誰かの世話をすること、よく歩くことが長生きの秘訣なのだとか。
そんなリーダさんにも問題があった。毎日餌をくれる彼女の存在を知り、野良猫の数がどんどん増えてきたのだ。最初1匹だったのが、今では8匹になっている。日本円で月3万5000円の年金で暮らす彼女にとって、餌代はバカにならない出費である。
悩んでいた彼女に、最近アルバイトの話が舞い込んできた。同じ階のアパートに住む共働き夫婦から、「認知症の父親の様子を時々見て、昼食を食べさせてほしい」と依頼があったのだ。通勤時間は10秒、労働時間2時間ほどで、一日1500円の収入になる。おかげで、収入は倍増した。ちなみにリーダさんが面倒を見ている認知症の男性は、彼女より20歳年下である。
彼女は、「これで猫の餌代が捻出できる」と大喜び。90歳を超えてまだまだ元気なリーダおばあさんだが、本人は「猫のために、あと50年は生きる」と意気盛んだ。
(Y)
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そんなリーダさんにも問題があった。毎日餌をくれる彼女の存在を知り、野良猫の数がどんどん増えてきたのだ。最初1匹だったのが、今では8匹になっている。日本円で月3万5000円の年金で暮らす彼女にとって、餌代はバカにならない出費である。
悩んでいた彼女に、最近アルバイトの話が舞い込んできた。同じ階のアパートに住む共働き夫婦から、「認知症の父親の様子を時々見て、昼食を食べさせてほしい」と依頼があったのだ。通勤時間は10秒、労働時間2時間ほどで、一日1500円の収入になる。おかげで、収入は倍増した。ちなみにリーダさんが面倒を見ている認知症の男性は、彼女より20歳年下である。
彼女は、「これで猫の餌代が捻出できる」と大喜び。90歳を超えてまだまだ元気なリーダおばあさんだが、本人は「猫のために、あと50年は生きる」と意気盛んだ。
(Y)
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