2010年11月01日

小学生の自殺に思う

フィリピンから

 先日、日本でフィリピン人の母親を持つ小学生の女の子が自殺するという悲しい事件が起きた。フィリピンではイジメがないとは言わないが、幼い子供が自殺に至るケースは極めてまれだ。

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 フィリピンの子供の場合は、仮に学校でイジメがあっても社会的に孤立することはまずない。家に帰れば兄弟姉妹がたくさんいるし、家族だけでなく親戚との絆も強い。近所付き合いも密接で、近所は子供だらけだからそれほど学校内の人間関係を引きずることはないように思う。

 同年代の日本の子供と比べて、フィリピンの子供が落ち着いていて大人びているように見えるのは、やはり年上の子供や近所の大人とのコミュニケーションなどが多いせいかもしれない。フィリピンの子供にとって学校の級友は、たくさんある人間関係のうちの一つでしかないのだ。

 一方、日本の場合は核家族で一人っ子が多く、親戚とのつながりも薄い。学校の級友は、子供の人間関係において極めて大きな比重を占めており、学校での孤立は社会からの孤立を意味する。まだ小さな子供がこんな状況に陥ったら、将来を悲観するのも無理はない。

 今回の事件のイジメの一因として、母親がフィリピン人であったことが指摘されているが、これが本当だとすれば母親にイジメのことを相談することもできなかっただろう。

 小学6年生の子供が、自殺を決意するまで追い詰められたことが不憫でならない。子供がイジメで孤立しないよう、社会的な取り組みが必要だと感じた。

(F)

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sekai_no_1 at 10:53│Comments(0)TrackBack(0)アジア 

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