2010年11月08日

洪水被害

タイから

 先月中旬以降から被害を拡大させたタイ東北部、中部を中心とする洪水による死者は、合計100人近く達した。とりわけ数十年ぶりという大規模洪水となった東北部ナコンラチャシマ県での死者数18人を筆頭に、中部ナコンサワン県で12人、ロッブリ県11人などとなった。

★ 続きを読む前に、ご協力お願いします! ⇒ 人気blogランキングへ


 タイ財務省は総被害額が77億〜202億バーツ(1バーツ=約2・7円)と予想し、今年の経済成長率見通しを当初の7・6%から7・4%に引き下げた。

 今回の洪水で大きな被害を受けたナコンラチャシマ県では、被災地向け支援窓口に被災者が殺到し、終日混乱が続いた。これは「家屋浸水が7日以上」などの要件が満たされれば支援金5000バーツが支給されることで、予算を使い果たして打ち切られる前に手にしようと住民が殺到したためだ。

 多くの住民は「申請手続きが遅れると支援対象からはずされる」とか「有力者の親戚縁者から優先的に支援される」といったうわさやデマが流れたことから、多くの被災者が窓口に押し掛け支援金取付け騒動にまで発展した経緯がある。

 なお被災者が支援を求めるためのホットラインが、水利局や防災局、国立救急医療センターなどで異なる緊急電話番号となっていることから混乱に拍車を掛ける結果をもたらしており、欧米同様にタイも電話番号の統一を図るべきだとの声が高まっている。

(T)

★ これは面白い、と思った方はクリックを!! ⇒ 人気blogランキングへ


sekai_no_1 at 10:17│Comments(0)TrackBack(0)アジア 

トラックバックURL

コメントする

このブログにコメントするにはログインが必要です。

電子ブック
シベリア鉄道見聞録 ウラジオストクからモスクワまで、「ロシア号」6泊7日同乗ルポ! ほか電子ブック多数!
メルマガ

このブログは、メルマガ「ワールド・ニューズ・メール」と連携しています!


QRコード
QRコード
最新コメント
訪問者数
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

月別アーカイブ