2010年11月15日

少年の火遊び

タイから

 タイでは最近、爆弾爆発事件が多発している。タイ警察特別捜査主任のタリット・ペンジット氏はこのほど、「タイでは年末まで爆弾事件に見舞われる可能性が高い」として国民に注意を促した。

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 タリット氏が語る理由は、今春バンコクなどで路上を占拠して反政府運動を展開した赤シャツ軍団リーダーの裁判が始まることから、反政府グループは爆弾事件を起こすことで裁判の成り行きを牽制するとともに、治安維持に失敗していることを強調することで政府への外圧を高めようとしているという。

 首都警察もこうした懸念に応えて、バンコクの467カ所のリスクの高い場所を中心にパトロール強化や監視カメラ設置による監視などで警備強化を図っている。

 さて、こうした警備の網には時折、雑魚も掛かる。今月5日、バンコク・ディンデン地区のタイ労働省そばの郵便ポストが爆発し破損する事件が起きた。首都警察は直ちにバイクに乗った2人組が実行犯との目撃情報に基づき捜査を開始し、15歳と14歳の少年2人をディンデン署近くで逮捕し、バイクを押収した。

 2人の少年は取り調べに対し、単にイライラ解消のためピンポン玉型の爆竹をポストの中に投げ入れたとし政治的な意図はまったくなかったと証言した。また、これまでにも同様なことを2回繰り返していたと語り、犯行を認めた。

 また今月2日にはバンコクのフワイクワーン地区の共同住宅で、中3の少年が所持していた銃が暴発し、一緒にいた同学年の友人の少年が死亡した。少年は、警察中尉だった父親の銃を友人に見せていた際に爆発したという。

 バンコクの警備強化の網は、少年の火遊びというタイ社会のひずみをも拾い出してくれる。

(T)

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sekai_no_1 at 10:05│Comments(0)TrackBack(0)アジア 

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