2010年11月29日

「死の商人」めぐり確執

タイから

 タイ政府はこのほど、2008年3月にバンコクで逮捕した武器商人の元ロシア軍将校ビクター・ブート容疑者を米国に引き渡した。

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 同容疑者はソ連崩壊後、ウクライナなどで調達した大量の兵器を、アフリカの紛争地帯や中央アジア、中東などに売りさばいていたもようで、「死の商人」を描いた05年に公開された米映画「ロード・オブ・ウォー」でニコラス・ケージさんが演じた主人公のモデルとされる。

 同容疑者はほぼ20年間、ロシア・サイドから武器取引に関与、その情報量は多大で「情報の宝庫」とみられ、米国とすれば芋づる式で武器密輸の全容解明を急ぎたい意向だ。口封じのための暗殺を恐れるタイ政府は身柄引き渡しの際、警察の特殊部隊で厳重に警護しただけでなく、同容疑者に防弾チョッキを着用させるなど徹底した対応を取った。

 米当局がテロ容疑で起訴していた同容疑者を乗せた米政府の特別機がドンムアン空港を飛び立ったのを受け、身柄引き渡しに反対していたロシア政府は「タイ政府が米国の圧力に屈したのは極めて遺憾だ」とする声明を出すとともに、アビシット首相のロシア訪問にいちゃもんを付け、訪問予定を断念させた。

 アビシット首相は今月下旬、ロシアのサンクトペテルブルクで開かれるトラ保護の国際会議「タイガー・サミット」への出席を予定していたが、ロシア側がおかんむりということで、スウィット天然資源・環境相の代理出席となった。

(T)

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sekai_no_1 at 10:58│Comments(0)TrackBack(0)アジア 

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