2010年12月16日

「修理中」のトイレ

ロシアから

 モスクワに定住している外国人は、しょっちゅう移民局に行かなければならない。

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 一年に一度「継続して住んでいる」ことを通知し、レジスター(登録)も毎年する。一時居住権も取る。自国に帰るのになんと「出国ビザ」が必要なのだ。

 その話はさておき、移民局は、いつも大勢の外国人でにぎわっていて、行列も長い。しかし、移民局のトイレは「修理中」で使えないのだ。3年間くらい「修理中、使えません」の貼り紙がしてある。

 だが、筆者は秘密を知っている。実は、トイレは「修理中」ではない。正常に使えるのである。

 なぜ秘密を知ったのか?

 ある時、職員がトイレに入るのを目撃してしまったのだ。職員は、貼り紙を無視して入り、用を済ませて普通に出てきた。

 興味がわいた筆者は、トイレに侵入してみた。予想通り、どこも壊れていない。

 では、なぜ移民局は「修理中」の貼り紙をしているのか。想像だが、単純に「掃除をするのが面倒くさい」からではないのか。

 さて、筆者は最近、保健省に「健康診断」の結果を提出しに行った。保健省のトイレには、こんな貼り紙がしてあった。

「故障中、使えません」
 試しに入ってみると、案の定、故障中ではなかった。日本人なら怒るかもしれない。

 しかし、ロシア人は「今日こんなひどいことを発見した」と家族や友人に話し、笑いのネタにするのだ。

(Y)

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sekai_no_1 at 09:52│Comments(0)TrackBack(0)ロシア 

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