2010年12月23日

判事のクリスマス・ギフト

米国から

 息子を助手席に乗せ、あることで議論になったのだが、その際に信号が赤になったにもかかわらず、間に合うと思って左折した。1カ月後に写真が送られてきて、「写真判定」で、罰金466ドルの請求が来た。

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 最寄りの裁判所の窓口に出向いて罰金を支払おうとしたら、過去1年半以内に交通法規のクラスに出たことがあるということで、判事の裁定を受けなければならないと言われた。後日、他の大勢の違反者と目される人々と一緒に簡易裁判所に出廷。一人ずつ名前が呼ばれて判事の前に立ち、「有罪」か「無罪」を主張し、無罪を主張する人はその場で言い分を述べることができる。

 記者の前に違反容疑者が「無罪」を主張。3本あるレーンの一番左のレーンから右折したところをパトカーに見つかり、違反チケットと罰金を科せられたケースだった。この人物は、現場の写真を何枚かパネルに貼り、「パトカーは右折を目撃できるような所には停車していなかった」「自分は今までに交通違反など犯したことがない優良運転手」などと主張。

 しかし、判事はこの無罪申立人の主張を退け、同席した警察官の目撃を受け入れた。申立人は、捨てぜりふを吐いて席を立った。

 記者は素直に違反を認めた。「5人の子供のシングルファーザー」という自己紹介に心を動かされたのか、判事は罰金を200ドル減額。「これは判事のクリスマス・プレゼントだよ」と、ある参加者がコメントした。

(M)

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