2011年01月03日

新年迎える実感 〜韓国から

 こちらに赴任して丸6年になろうとしているが、新年を迎えるたびにちょっと寂しい思いをしている。「新しい年だ!」という実感が全然わかないのだ。

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 日本なら年の瀬のソワソワした雰囲気を楽しみ、大晦日(おおみそか)には家族で年越しそばを食べ、テレビで「紅白歌合戦」などを見つつ、除夜の鐘を聞く。元旦は近くの神社へ初詣でに出掛ける、あるいは初日の出を見に行き、郵便受けに入った年賀状を一枚一枚丹念に読むというようなメリハリがある。だが、韓国にいるといつ年が改まったのか分らないほどあっさり新年を迎えてしまう。

 昨年末、お世話になっている東京の知り合いの方から国際電話がかかってきたとき「きょうが仕事納めで…」と言われ、思わずカレンダーを見てしまったほどだ。東京の本社のデスクからは「帰省するから原稿は早めに上げてほしい」とのメールが届き、了解の旨を返信しつつ、内心は複雑だ。

 韓国でも12月は勤め先や親しい友人同士で忘年会を盛んにやるし、大晦日にはソウルにある普信閣で芸能人やスポーツ選手などが代表で除夜の鐘を突くイベントがある。初日の出を拝むため山に登る人も少なくない。

 だが、国民の大多数は年末年始にそれほど関心を寄せていない。31日まで仕事をし、1月2日にはもう出勤だ。

 韓国では陽暦の1月1日よりもソルラルという毎年1月から2月にかけてくる陰暦の1月1日(旧正月)を重視し、確かにこのときの韓国人たちは「新年を迎える雰囲気」に浸るのだが、困ったことに記者はこちらの方でも実感がわかずにいる。2度も新年を迎えるチャンスが巡ってくるのに1度もそれを実感できないとは……。

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sekai_no_1 at 11:14│Comments(0)TrackBack(0)韓国・北朝鮮 

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