2011年02月07日

鼻が高いチュニジア人

フランスから

 マルセイユには北アフリカのチュニジア移民がたくさん住んでいる。モロッコ移民同様、温厚な人柄で知られ、イスラム教徒であっても穏健派が多数を占める。そのマルセイユに住む友人のチュニジア人は最近、ちょっと鼻が高い。

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 チュニジアでは、23年間にわたり独裁を続けたベンアリ政権を国民の力で倒したからだ。今、民主化の勢いはエジプトをはじめ、アラブ世界全体に広がっている。小国チュニジア出身の移民たちは、これまではアルジェリアやモロッコ移民に対して肩身が狭かったが、今では勇気あるチュニジア国民として英雄視されているというのだ。

 無論、これから先、チュニジアがどうなるか分からない。だから、友人も鼻が高いのは今だけかもしれないと言っている。

 しかし、その友人でさえ、政変に心から驚いている。というのも、ベンアリ政権の圧政は絶対と思われていたからだ。

 北アフリカにバカンスに行くフランス人の行き先は、モロッコ、チュニジアが圧倒的に多い。旧宗主国のフランスからの観光客は、手厚くもてなされてきた。フランスのツアーパッケージ会社にとっても、ドル箱だった。

 実はバカンスで行くフランス人たちは、空港からバスで彼ら専用のホテルに移動し、隔離状態なので、貧しいチュニジア人の市民生活を目にする機会は、皆無に等しい。だから、政変など想像もできなかった。

 旧植民地で大きな顔ができる時代は過ぎ去ろうとしているのかもしれない。

(A)

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sekai_no_1 at 11:12│Comments(0)TrackBack(0)ヨーロッパ 

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