2011年02月14日

進水式で浸水

タイから

 英語では船を女性名詞として扱う。船名もクイーンエリザベス(英国)とか女性名が一般的だ。最初の航海は、処女航海ともいう。

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 船を女性名詞で扱うようになった理由は諸説あるとされる。鉄が腐食しないようにしたりフジツボが付くのを防ぐためにしばしばペンキを塗り替えなければならない状況を化粧に例えたり、祝賀儀式などで使う満船飾を貴婦人のドレスアップに見立てたからだという説もある。

 だが船が一番、女性らしく思えるのは進水式だ。

 進水式は、命名式と支綱切断の儀式でクライマックスを迎える。支綱は、くす玉とシャンパンなどにつながれており、シャンパンなどが船体にたたき付けられると同時に船名を覆っていた幕が取られ、くす玉が割られて大量の紙テープや紙吹雪などが舞う中、進水台を滑り落ちて進水となる。

 これはどう見ても、出産を連想させる儀式で、進水は船にとって産湯に漬かるようなものだ。

 さてこのほど、バンコク近郊サムットサコン県のタージン川で、大型クルーザーが造船所のドックから川に進水された。だが、予算5億バーツ(約13億5000万円)で建造された排水量1000トンの大型豪華クルーザーは、華やかなセレモニーとは裏腹に、ずぶずぶと斜めに傾いたまま横転し浸水してしまった。何ともドッキリカメラまがいの式典だったが、初産に失敗したこの船は、ポンプを使った排水作業が完了した後、再びドックに戻して2度目の出産にチャレンジすることになる。

(T)

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sekai_no_1 at 08:49│Comments(0)TrackBack(0)アジア 

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