2011年02月17日

寿命縮めるスーパーボウル

米国から

 6日に行われた米ナショナル・フットボールリーグ(NFL)の王座決定戦、第45回スーパーボウルは、最後まで目が離せない好ゲームとなり、大いに盛り上がった。年に一度、全米を熱狂の渦に巻き込むこのスポーツイベント、実はファンにとって“危険”な一面もあるのだ。

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 南カリフォルニア大のロバート・クロナー教授らが行った研究結果によると、1980年のスーパーボウルで地元チームが敗れたロサンゼルスでは、循環器病による死亡率が男性で15%、女性で27%上昇したことが分かった。試合に負けたことによる精神的ストレスが、循環器系の異常を引き起こすようだ。

 「たかがスポーツ観戦で命を削るなんて」と奇異に思われるかもしれないが、米国民にとってアメフトは生活の一部と言えるほど特別な存在。ワシントンに赴任してから、アメフトの魅力に完全にはまってしまった者としては、その米国人の感覚が理解できる。

 記者が応援する地元ワシントン・レッドスキンズが負けると、精神的に打ちのめされた感覚になり、その後3〜4日は重苦しい気分を引きずる。レギュラーシーズンでもこんな具合だから、スーパーボウルという夢の大舞台で負けたら、どれほどの精神的打撃を負うか、見当もつかない。

 今年のスーパーボウルで敗れたのは、ピッツバーグ・スティーラーズ。地元だけでなく、全米にファンを持つ人気チームだけに、例年以上に精神的ダメージを負った人が多いに違いない。

(J)

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