2011年02月24日

銀行オープンでひと安心

エジプトから

 チュニジアの民衆革命は、1月末にエジプトに波及、わずか18日間の断続的なデモで、ムバラク政権が崩壊した。大統領辞任発表から丸2日後の14日早朝、カイロ空港に到着すると、いつもは観光客でごった返す空港が閑散としていた。

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 空港から自宅に向かう路上の車の数も少なく、政変の影響は依然残っていた。自宅に着いて以降、最も困ったのは、銀行が利用できないこと。ATMでは残高確認しかできない。デモの混乱の中、ATMが次々と破壊され、現金が奪われたからだ。

 財布の中にある現金を見つめて、果たして銀行が利用できるようになるまで持ちこたえられるか、銀行オープンの日がはっきりしていないだけに不安がよぎった。

 もう一つは、いつも利用していた大型スーパーが襲撃され、利用できなくなっていたこと。結局、1週間後の20日に銀行がオープンしてやっと現金を手にすることができた。しかも2時間以上も並んでの入手だ。

 この日、エジプト観光の目玉の一つで、ツタンカーメン王の黄金のマスクや歴代の王のミイラなどを所蔵するカイロ考古学博物館も、約3週間半ぶりに開館した。だが観光は壊滅状態だ。

 観光とスエズ運河通航料、出稼ぎエジプト人からの送金が主要な収入源であるエジプトの経済に、政情不安は壊滅的な打撃を与える。観光業に携わる人口が20%にも上るとされるエジプトは、治安回復と観光客が戻る日を切実に願っている。

(S)

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