2011年03月07日

危うい借金社会

韓国から

 「お客さまは最低の金利で最大5000万ウォン(約370万円)まで可能。30分以内に口座振り込みいたします。担当キム○○」

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 こちらに赴任して所持するようになった携帯電話に、いつしかこんな文字メッセージが頻繁に届くようになった。文字メッセージとは携帯番号を宛先にして送信する文字メールのことで、メッセージは貸付先を無作為に探し、当たればもうけものという高利貸し業者たちが送ってくる営業の宣伝文句だ。

 近年はテレビを観ていても貸金業のコマーシャルがやたらと多い。女性向けをうたうところや、中には日本系もある。貸金業者の宣伝が目立つのは、融資条件が厳しく、金利が安い銀行では借りれない「信用不良者」たちが増えているためだ。

 韓国は「借金社会」と言っても過言ではないほど、多くの国民が融資を受けて暮らしている。最も多い用途は住宅購入だ。家はステータスシンボルでもあるが、何と言っても右肩上がりを続ける不動産価格などを背景にした投機効果をひそかに狙う場合が圧倒的だ。

 だが、現実は甘くないようだ。知人の韓国人夫婦が先日、ついに念願のアパート(日本のマンションに相当)を購入したというので、お祝いに行ったら「肩の荷が重い」とポツリ。あちこちから借金をし、返済の日々が待ち構えているためだ。

 最近は大学生の借金も増えている。学期ごとに大学側に払う登録料を準備できずに借金し、卒業した途端に返済生活を余儀なくされることも少なくない。

 日本のように「借り過ぎには注意を」という自制呼び掛けも少しずつ聞かれ始めたが、まだ貸す方も借りる方も行け行けドンドン式のところがある。危ういが、これもお国柄か。

(U)

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sekai_no_1 at 14:39│Comments(0)TrackBack(1)韓国・北朝鮮 

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1. そんなに借金ばっかしていたら・・・・  [ それでも光を追い続けて ]   2011年03月09日 16:26
日本の国の借金がすごいんだけど 韓国もすごいみたいだねぇ 危うい借金社会 にあるんだけど んーー 結局何のために働いているんだか判らなくなっちゃうんじゃないかと 自分の幸せって一体何なんだから判らなくなっちゃうんじゃないかとないかと んーー それは判っていても目

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