2011年03月14日
英雄墓地への埋葬
フィリピンから
自殺した元国軍参謀総長が、汚職疑惑の渦中にありながら英雄墓地に埋葬されたことを受け、故マルコス元大統領の英雄墓地への埋葬を認めるべきだとの議論が再燃している。
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20年以上にわたる独裁政権を敷いた故マルコス元大統領は、1986年のピープルパワー革命により政権を追われ、家族と共に国外に脱出し亡命先のハワイで死亡した。その後、妻のイメルダ夫人やその子息は、フィリピンへの帰国を認められ、それぞれ議員として国政で復活している。
このほど故マルコス元大統領の長男であるフェルディナンド上院議員は、「父が英雄墓地に埋葬されないのは政治的な問題であり、多くの国民が不公平な扱いと感じている」と述べ、汚職疑惑を追及されて自殺したにもかかわらず、英雄として葬られたレイエス元国軍参謀総長の例を指摘し、父親の英雄墓地への埋葬を改めて要求した。
一方、マルコス家と長年の対立関係にあるアキノ大統領は、この問題に関して「先入観により判断が偏る可能性がある」として、副大統領に判断を一任する方針を示している。政界からは、アキノ、マルコス両一族の和解のためにも埋葬を認めるべきだとの意見も出ているが、国民や政界に大きな影響力を持つカトリック教会は、基本的に反対の立場を取っており、国民の間でも賛否両論となっている。
ちなみに故マルコス元大統領の遺体は、今も地元の博物館で一族により冷凍保存されているという。
(F)
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このほど故マルコス元大統領の長男であるフェルディナンド上院議員は、「父が英雄墓地に埋葬されないのは政治的な問題であり、多くの国民が不公平な扱いと感じている」と述べ、汚職疑惑を追及されて自殺したにもかかわらず、英雄として葬られたレイエス元国軍参謀総長の例を指摘し、父親の英雄墓地への埋葬を改めて要求した。
一方、マルコス家と長年の対立関係にあるアキノ大統領は、この問題に関して「先入観により判断が偏る可能性がある」として、副大統領に判断を一任する方針を示している。政界からは、アキノ、マルコス両一族の和解のためにも埋葬を認めるべきだとの意見も出ているが、国民や政界に大きな影響力を持つカトリック教会は、基本的に反対の立場を取っており、国民の間でも賛否両論となっている。
ちなみに故マルコス元大統領の遺体は、今も地元の博物館で一族により冷凍保存されているという。
(F)
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