2011年05月16日

売春は「正当な労働」?

韓国から

 再開発に伴う不動産価格高騰や米軍基地移転などで近年、ソウルの新しい中心地として注目されている龍山には、韓国でも有数(?)の売春街がある。

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 入り口には「青少年禁止区域」と記された大きなカーテンがつるされているが、道の両脇にはピンク色の照明を灯すガラス張りの店がズラリと並び、通りを往来する人たちを誘うかのようにほほ笑む風俗嬢たちの姿が、遠くからでも見えたものだ。

 その売春街で最近、店の取り壊しが始まった。街の美化や治安にはいいことだと思っていたのだが、その後、全国の同じような所に身を置く女性たちの団体がサングラスを掛けて記者会見に臨み、売春を取り締まる法律のために「『性労働者』としての働く権利が奪われた」「生存権が侵されている」とし、法律の緩和・廃止を訴えた。売春を正当な労働として認めろ、というわけだ。

 韓国では2004年に売・買春や斡旋業者に対する処罰を強化した性売買特別法が施行され、一時は下火になったが、法施行後間もなく店は“正常営業”に戻りつつあったという。法施行当時、前任のソウル特派員は記事を「歴史上、いかなる国も実現できなかった売春根絶の大きな理想は、早くも壁に突き当たっている」と結んでいる。

 以前は暴力団絡みの搾取も多く、売春行為を強要された時代もあり、彼女たちには被害者というイメージが付きまとったが、今は多くが自発的な選択だ。「死ぬ覚悟で始めた」と言うが、高額報酬に味を占め、辞められないのが本音のようだ。

 この種の問題は通常、「買い手」が後を絶たないことに主な原因があるのに、韓国の場合は「売り手」の変な労働者意識が問題をさらに複雑にしている。

(U)

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sekai_no_1 at 15:34│Comments(0)TrackBack(0)韓国・北朝鮮 

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