2011年05月30日

米法輪功がシスコ提訴

中国から

 中国で当局から迫害・弾圧を受けている気功集団「法輪功」の在米活動家らがこのほど、コンピューターネットワーク機器開発大手のシスコ・システムズ社を提訴した。理由は、シスコが中国政府のインターネット検閲・監視システム「金盾工程」の開発にハイテク面で積極的に協力し、中国当局による法輪功メンバーの追跡および弾圧を幇助したというのだ。

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 法輪功の訴状によると、シスコはネット検閲・監視に必要な特殊機器とサービスを中国当局に提供、システム運営中の技術支援も行っているという。またシスコはインターネット上の「住所」に当たる識別番号(IPアドレス)から特定のウェブサイトへの接続を拒否したり、実質的に個人・団体を特定できる関連機器や技術を提供したことにより、5000人以上の法輪功メンバーが逮捕されて拷問などを受け一部は死亡したとしている。

 「金盾工程」というのは、数十万人のネットポリスを活用して行われる中国のインターネット検閲・監視システム国家プロジェクトであり、中国国内のインターネット利用者に対し、政府が封印したいものや都合の悪い情報にアクセスできないようにするほか、全国民の個人情報の管理、個人のアクセス情報の監視や、ネットポリスが不適切と判断したコンピューターユーザーにウイルスを送り込むことでコンピューター破壊活動などを行っている。2003年9月から始動した「金盾工程」の開発予算は8億ドルともされる。

 これに対し、シスコは「検閲や弾圧を手助けする製品・サービス対応は一切行っていない」と潔白を主張している。

(T)

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sekai_no_1 at 10:33│Comments(0)TrackBack(0)アジア 

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