2011年06月02日

スパルタで蚊への免疫力

ロシアから

 モスクワには、広大な森があちこちにある。筆者の家の近くにも大きな森があり、なんと野生のリスやシカを見ることができる。

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 しかし、今の時期、「日本人」はモスクワの森を楽しめない。「蚊」が異常に多いから。感覚的には、日本の森の百倍くらいいる感じだ。先日一時間散歩したところ、手5カ所と足4カ所刺された。数日かゆくてたまらなかった。こんなに蚊がウジャウジャいても、ロシア人は森を楽しめるのだろうか。

 これが、楽しめるのだ。

刺されても日本人の10分の1程度の面積しか赤くならない。数時間後には跡が残らない。かゆさも気になるほどではないらしい。

 ロシアの大人は、子供が蚊に刺されることについて、こんなことを言う。

 「毎日大量の蚊に刺され続けて、1カ月もすれば慣れる」

 なんというスパルタ教育だろう! そして、ロシア人は実際そうしている。

 子供を幼少時代から、蚊でいっぱいの別荘(ダーチャ)に連れて行く。ダーチャには、なんの「蚊対策」もない。それで、子供は朝から晩まで蚊に刺され続ける。最初はかゆくて泣いたりするが、一カ月も刺され続ければ、実際慣れて免疫ができてしまう。

 筆者もよく友人から「森に散歩に行こう」と誘われる。先日の苦い経験から、「蚊が多いから行かない」と言うと、「君は『文明病』だなあ」と笑われた。

(Y)

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sekai_no_1 at 10:06│Comments(0)TrackBack(0)ロシア 

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