2011年06月06日

期待できぬ禁煙厳格化

フィリピンから

 フィリピンでは、禁煙を厳格化する動きが強まっている。このほど、マニラ首都圏開発局が公共の場での喫煙を取り締まる方針を示した。違反すると500ペソ(約1000円)という、庶民にとっては高額な罰金を払うことになる。

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 こういう話を聞くと、フィリピンが「禁煙先進国」のように見えるが、実は全くそんなことはない。つまり、本気で取り締まっていないのが実情だ。既に金融街のマカティ市では、かなり前から条例で全面的に禁煙となっている。しかし、それでも街中では歩きたばこも見掛けるし、休憩時間に外でたばこを吸うオフィスワーカーも多い。たまに、見せしめのような感じで禁煙を守らないバーなどが取り締まられることがあるだけで、一体どこが禁煙なのかと、首をかしげたくなるくらいだ。

 そもそも、この国では法律や規則は、あくまでも建前にすぎない。交通違反で免許証を没収されないように、警官にその場でお金を払って済ませることは当たり前だし、つい最近も殺人で刑務所に入っていたはずの元知事が、いつの間にか塀の外で自由に生活していたことが明るみとなったばかりだ。

 禁煙の厳格化に関しては、たばこを吸わない人にとっては非常にありがたいことだが、さまざまな規則があからさまに無視されるこの国の現状を考えると、今回も一過性のもので終わるような気がする。これだけ、喫煙者の多い国で、目立った反対運動が起きないことが、何よりの証拠だ。

(F)

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5/25のエントリでも触れたが、映画やドラマで渋い役者がタバコを吸うポーズが決まっていると、それを真似してみたくなったりしたものだし、物語の中でタバコが一定の役割を果たしていたように思う [うんうん/...
タバコの小道具的役割【禁煙中】at 2011年06月10日 19:50